あったかブログ

2021/09/09 更新

岡崎ふみのりさんが記者会見で市長選に臨む決意を表明

LINE_ALBUM_202109会見と総会_210910b岡崎ふみのりさんと市民にあたたかい神戸をつくる会は、9月9日、神戸市役所で記者会見を行いました。岡崎史典(おかざきふみのり)の決意表明を掲載します。

「市民にあたたかい神戸をつくる会」から神戸市長候補となることを決意いたしました岡崎史典です。

私は、兵庫労連事務局次長として、働くみなさんの権利を守るために奮闘するとともに、市民要求を実現する会では、神戸市をよりよい街にしようと頑張る市民団体のみなさんと力を合わせて市民要求実現のために力を尽くしてきました。

私が、今回市長候補に決意至ったのは、何よりも、長引くコロナ禍のもとで、現在の久元市政を続けていては、市民の命、くらし、雇用・営業を守ることが出来ないと感じたからです。

国でも、神戸でも、感染拡大が深刻化しているのは、安倍・菅首相はじめ歴代の自民・公明政権と、その国の姿勢に追随している久元市長がやるべきことをしてこなかった結果です。今の市政運営には、公的責任を果たさず、安上がり・民間・非正規まかせで、市民に自己責任をおしつけるという致命的な弱点があります。この市政を変え、市民にあたたかい神戸市政に転換するために、コロナ禍で苦しみ、政治の転換を願う広範な市民のみなさんと力を合わせて、勝利するため奮闘する決意です。

 長引くコロナ禍のもと、自己責任を押し付ける久元市政では、市民の命、くらしを守れない

コロナ禍の下で、市民の命、くらし、雇用・営業が脅かされ続けた一年半でした。一年半におよぶパンデミックは、「自助」「共助」では、市民の命も、暮らしも、雇用・営業も守れないことがはっきりとしました。私は、兵庫労連の事務局次長として、労働者の声を聞いてきましたが、とくに、コロナ禍のもとで、非正規労働者が切り捨てられ、とくに女性にしわ寄せが集まっていることを痛感しています。ジェンダー平等の立場から、性の差なく働ける環境にすることが求められています。菅首相を信奉し、この新自由主義路線を極端な形で神戸市政に押し付ける久元市政の継続ではなく、なにより、市民の命、暮らし、雇用・営業を守る神戸市への転換をもとめて奮闘する決意です。

 久元市長は、コロナ禍の市民の苦しみ寄り添わず、病床削減を当然視し、PCR検査の拡充など、科学的なコロナ封じ込めの対策まで「費用対効果」を優先させ、行いませんでした。また、地域経済を支えている中小企業、商店などには自治体として独自の支援も新たに打ち出さず、一方で三宮再開発に象徴される不要不急の大型開発を推進し、市民生活は置き去りの状況です。子どもへの感染がひろがるなかで、1252名もの児童・生徒が感染の不安から登校できないなど、深刻な状況がひろがっています。今行われている議会で、「学校での感染防止対策を強めるべき」との質問に、「国からは何も言われていません」と答弁したことも、久元市長の心底をのぞかせているものです。さらに、コロナ禍のもとでも、民間・非正規任せの「行財政改革方針」を断行するもとで、児童相談所の一時保護所では保護されている子どもや幼児の命が脅かされ、交通振興株式会社を解散させ400人もの官製失業者を生み出そうとしています。

私が、久元市長の政治姿勢で問題だと感じているのは、「中学卒業までの医療費無料化」についてです、久元市長は1期目の公約で、無料化すると市民に公約しながら、2期目には「無料化する考えはない」「無料化してほしいと言っている方は、明石市でも三木市でも引っ越されたらよい」と平然と言ってのけたことです。保護者の「自己責任」に転嫁し、市民との約束である公約を投げ捨てる市長に、市政運営を任せられません。

 私は、命とお金を天秤にかけることやめ、「市民のいのちとくらしを守る」神戸市への転換を求めたいと思います。

今の神戸市政を憂い、政治を変えたいと願っている広範な市民のみなさんと力を合わせて、何としても勝利を

私は、「神戸・市民要求を実現する会」でこの6年間、600近くの要望を神戸市に提出し懇談を重ねてきました。 

中学校給食実現の運動、敬老・福祉パス改悪反対の署名運動、都市空間向上計の撤回など多くの声を集めて、神戸市に要求を突き付けて、市民生活を切り捨てる施策を押しとどめ、あるいは押し返し、前進させてきました。

高すぎる国保料の問題、待機児童・学校過密問題、公契約条例や中小企業を支える制度、正規雇用を増やし、雇用をまもる要望など市民の声と願いを集め、思いを届けてきました。

同時に、私は、安上がり・民間・ 非正規まかせで、市民に自己責任をおしつけるという現市政の致命的な弱点を転換しない限り、つまり市長を、変えない限り、苦しんでいる多くの市民の願いは叶わないと痛感しました。

労働運動に関わる立場から、「8時間働けば普通の暮らしができる社会」「最低賃金を引き上げ1500円に」と、このことを神戸市から発信していきたいと思います。

同時に、須磨水族園の存続をもとめる運動、少人数学級をもとめる保護者や教育関係者、また神鋼石炭火力発電所増設をやめ気候危機をとめようと運動されている市民や大学生や若い世代のみなさんなどと話し合いを重ねてきました。

また、私は、原発をなくす市民運動も行っています。いまある原発はすぐに廃炉にすべきだとはっきりとした立場にたっています。

多くの市民の皆さんがやむにやまれぬ思いで立ち上がり、声をあげ、行動を起こしておられることに、大変勇気を与えて頂きました。市民のみなさんとの新しい共同の力も生かし切りたいと思います。

市民の切実な願いを、市長になり実現できるよう頑張りぬきたいと思います。

 

神戸市政を変える「3つの基本姿勢」

こうした思いから、この市政を変えるために、3つの基本姿勢でのぞみます。

第1に、コロナから命、くらし、雇用、営業を守りぬく。

第2に、自己責任押し付けやめ、公的責任を果たす。

第3に、市民の意見を良く聞き、公約を守る。

この3点です。

 

市民が希望をもてる神戸へ「5つの転換」

また、「あったか神戸」として、一人ひとり市民が希望を持て誇りに思える神戸へ「5つの転換」を示して、市長選挙に挑みます。

第 1は、市民の命と健康を守る「ケア」に手厚い神戸への転換

第 2は、地域に根ざした雇用と営業を応援、基盤が強い神戸経済への転換

第 3は、教育・子育て支援の予算を抜本的に増やすことへの転換

第 4は、9つの行政区・地域特性を伸ばし、どこでもくらせる神戸への転換

第 5は、だれもが等しく自分らしさが輝く、真の国際都市への転換

です。

今の神戸市政を憂い、政治を変えたいと願っている広範な市民のみなさんと力を合わせて、何としても勝利する決意です。どうかよろしくお願いいたします。

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岡崎史典(おかざきふみのり)さんのプロフィール

52 歳 (1968 年 12 月 19 日 岸和田市生まれ。神戸市中央区在住。

私立浪速高等学校 卒業後、会社員、 NHK地域スタッフの組合全日本放送受信料労働組合の中央本部特別執行委員、兵庫県協議会議長、神戸支部書記長など歴任。
神戸・市民要求を実現する会の事務局長 をはじめ、神戸の交通問題連絡会、敬老・福祉パス制度をよくする会、私たちの個人情報を渡さない神戸市民の会、それぞれの事務局長として、神戸市政にかかわる運動の先頭にたってきました。
現在、兵庫県労働組合総連合事務局次長・幹事 。市民にあたたかい神戸をつくる会共同代表をつとめています。

岡崎ふみのりさんはこんな人

コロナで行けていませんが、居酒屋で人と話すのが大好き。「神戸の洋菓子・スイーツ好き、ウオーキングも頑張っています(笑)」 ★趣味は読書(カフカ、ヘッセ、トーマス・マンなどドイツ文学)、博物館・美術館めぐりと、お堅いところも ◎家族は、妻・娘。