あったかブログ

2017/09/28 更新

神戸市長選の争点(6) 切実な要求実現の絶好の機会

安倍〝自民党政治〟の持ち込み許すのか、「自治体らしい自治体」を取り戻すのか

(6)暮らしのかかった大切な選挙、切実な要求実現の絶好の機会

 神戸市内19の運動団体などが加盟する「あたたかい神戸をつくる会」は、この4年前、久元市政を検証し市民に知らせる活動と、来る市長選挙の候補者選考をおこなってきました。

8月29日、同会の共同代表である松田たかひこ氏を無所属で擁立することを決定しました。出馬にあたって、松田氏は、市政に臨むにあたって三つの基本姿勢(1.市民の意見を良く聞き、願いに寄りそう。2.市民との約束を守る。3.神戸の良さを大切にする)を示し、政治の流れを変えるカギは「市民と野党の共同」、その先頭に立って奮闘することを表明しました。松田氏は日本共産党が推薦、新社会党も支持を表明しています。

また9月22日には、「神戸を変える緊急提言」を記者発表しました。①腐敗を一掃 清潔な神戸市に―政務活動費を詐取した自民党市議を告訴します。②三宮一極集中のムダな開発の中止-三宮は今の良さをいかしつつ、9行政区の将来構想を策定します。③中学卒業まで医療費無料-来年の議会に直ちに予算と無料化条例を提案します。松田氏は、3つの「緊急提言」をただちに着手し、市政に市民の信頼を取り戻し、神戸を変える第一歩にすると表明しました。

また「あたたかい神戸をつくる会」は、「地域の会」をつくり、住民に身近な要求運動にとりくんできました。元町高架通商店街(モトコー)など今ある商店街の存続を。国民健康保険料や敬老パスなど高齢者の負担の軽減を。待機児童解消や医療費無料など神戸で子育てしやすい街づくりを。バス路線の充実や交通費の負担軽減を。借上住宅の継続入居を。神戸で生まれ働き暮らす住民の願いにこたえる市政が求められています。神戸市長選挙は、こうした市民要求を前にすすめる絶好の機会です。

また4行政区(東灘、中央、垂水、西)で市長選と同時に行われる市会議員補欠選挙は、地域の切実な要求の実現の先頭に立つ議員を増やすとともに、政務活動費詐欺・不正利得した自民党に厳しい審判をくだし、不正・腐敗をただし、清潔な姿勢と議会をつくる絶好のチャンスです。

神戸市長選挙は、神戸市政に安倍“自民党政治”のこれ以上の持ち込みを許さず、住民の願いに応える「自治体らしい自治体」を取り戻すたたかいです。そのことは、「政治を変えてほしい」という広い国民の願いと運動に応え、国政でも市政でも、自民党政治を一日も早くおわらせることにつながります。

市民との約束を放棄し、三宮一極集中で地域も暮らしをないがしろにする久元自民党市政を転換し、住民の願いがまっすぐ届き、憲法を暮らしに生かすあたたかい神戸市政を誕生させ、「夢と希望がかなう神戸」を実現させましょう。