2016/01/24 更新
借上復興住宅弁護団が健康・法律相談
「二十年が期限」と退去を迫られている借り上げ復興公営住宅の入居者を支援する「借上復興住宅弁護団」は、県保険医協会、兵庫民医連の協力をえて、一月十六日から三十一日にかけて、神戸市内を中心に九カ所で健康・法律相談会を開催しています。「継続入居がどうしても必要だという借上復興住宅の入居者の声を届ける一助に」と企画されたものです。
神戸市兵庫区の借り上げ住宅団地「キャナルタウンウェスト」の集会所で十六日、開催された相談会では、弁護士と民医連の医師・看護師らが相談に訪れた入居者の不安にこたえ、「市が退去を求めてきたら交渉します」(弁護士)などと激励しました。
同団地に住む女性(72)は「ぜんそくがあって、お薬手帳を持ってきました。やさしく指導していただき、とてもうれしかった」と語りました。入居者の男性(67)は「うちは十月が期限ですが、弁護士の先生が『応援します』とおっしゃってくれました。元気が出ました」と話していました。
(2016年1月24日付「兵庫民報」から転載)