子どもの医療費 中学卒業まで無料に! 新婦人が署名提出
11月25日、新日本婦人の会兵庫県本部と神戸9支部は、取り組んでいる「子ども医療費中学卒業まで無料に!」署名が1万筆に迫り、神戸市に、署名を提出し神戸市子ども家庭局と懇談しました。
姫路でも議会で中三まで無料が採択され、県内41自治体中、来年には26自治体が中学卒業まで無料化する見通しです。神戸でも早く実現を、と、10月市議会で陳述し、継続審議になっています。
懇談には子育て世代もたくさん参加。
●(灘区)「3人子育て中。無料の一歳児はすぐに病院に連れて行くが、姉たちは有料なので、考えてしまう。薬を使い回したことも。消費税が上がって生活が苦しい、
せめて医療費は無料にして」
●(垂水区)「小学生と幼児の母。負担が重いので、自分の病院はほとんど行かない。明石と隣接した地域にいるので、差を実感する。命の問題。いますぐ無料に!」
●(東灘区)「どの子どもも平等にしてほしい。手持ちがないときに、病院にいけないことがあり後悔した。頼る人がおらず、孤独な子育てをしているママも多い。せめて医療費無料化で子育て支援をしてほしい」
●(須磨区)「将来消滅の危機、なんて言われる町で子育てをがんばっている。その世代が大変な思いをしている。段階的でなくて今すぐ無料にしてほしい!」
●(垂水区)「4人子どもがいる。他県から移住してきて、薬局でも窓口負担があることに驚いた。一医療機関ごとに負担があると、500円で済まない。皮膚科、耳鼻科、二カ所まわれば?さらに複数の子どもだと?みんな、子どもを産みたくても、費用がかかるので悩んでいる。」
●(中央区)「消費税があがってオムツ、ミルクに一ヶ月一万円かかる。生活はカツカツ。はやく3歳以上も無料にしてほしい。」
●(兵庫区)「小学生と年少の子がいる。これから風邪が流行る。無料なら軽症のうちに受診できて、予防できるが、有料なら迷ってしまう」
●「中学生、高校生がいる。部活でしょっちゅう怪我をし、すごい額がかかっていた。7月から500円になり嬉しい!さらに拡充を」
また、孫をもつ世代やいろんな立場からも発言しました。
●(北区)「孫達を神戸に呼びたくて、中学校給食や医療費の運動をがんばっている。どこでも、署名が沢山集まる。窓口無料は、温かい子育て応援メッセージになる。」
●「ナースをしている。子どもの病気は感染力が強く重症化する。軽症で防げれば、学級閉鎖などにならないと感じる」
●「子育て支援に力を入れれば、若い世代が増え、税収も増える。軽症で防げれば市の医療費の総額も減らせる」
●「震災から、長田に若い世代が戻らない。経済的支援でぜひ町に若い世代を増やしたい」
●「中学3年まで無料化は、16億円でできる。予算は黒字と聞いている。段階的ではなく速やかに実現してください」と求めました。
神戸市側は、「受診動向も見極めながら、進めていく」と答えました。
参加者は、市の消極姿勢に怒り、「選挙は、子育て支援すすめる政党に、投票しよう!一万筆集めよう!」と燃えています。
12月2日は、兵庫県として中学卒業まで無料化をと求めるパレードと対県交渉を予定しています。