あったかブログ

2015/01/06 更新

国民春闘兵庫県共闘・兵庫労連が、春闘旗開き

 

 

2015春闘・新春旗開きを、国民春闘兵庫県共闘・兵庫労連が1月6日、神戸市勤労会館で開催しました。

開会の挨拶で津川知久兵庫労連議長は、自民党の選挙中のビラも示し、「トリクルダウン」政策への批判・反省が、昨年来、ローマ法王や学者だけでなくOECDまで広がっているのに、安倍首相は世界の流れと逆行する大企業応援で雇用や労働のルールを破壊しようとしていると指弾。15春闘で賃上げ実質2万円以上を勝ち取り、いっせい地方選でも住民の暮らしを守る勢力を勝利させ、安倍政権の暴走ストップへ共同を広げようと呼びかけました。

続いて、争議を闘っている人々が発言しました――

〈私学〉呼び出され解雇を通告された、職場復帰へ裁判も提訴、生徒へ進路指導もしてきたが、闘い通じて労働者のいろんな実態知って、学校に戻りこれを伝えたい。

連帯の力を実感。

〈JAL〉何も会社に迷惑かけてないのに突如解雇された。事前に積載する貨物を点検し、不安全要素を取り除くことが機長の仕事だが、秘密保護法では貨物の中身を知ることが出来なくなる。安心できる飛行に責任を果たしたい。

〈神戸の老舗洋菓子店フーケ〉突然夕方に全員集めて解雇通告。退職金も払われていない。

―などの発言がありました。各労組からも――

〈バンドー化学〉一生懸命頑張って不良品を減らし正規になるために頑張ったのに解雇。労組をつくるのは大変だったが労組の意味を知った。

〈地域労組〉親が労連に過労死を心配して連絡、相談に乗ってもらう中で自分はブラック企業で働いていたんやと感じた。その場にいると異常さがわからない、堀内さんも勝ったし、がんばりたい。

―などの発言があり、福祉保育労組は日本エレキテル連合の物まねで「福祉切り捨て」「ダメよ〜ダメダメ」と訴えたり、『アナと雪の女王』主題歌の替え歌で「安倍のままで いいわけがないー」と熱唱して会場を大爆笑させました。

武本国労県本部委員長が、職場の非正規解消、安全対策でがんばりたいと閉会挨拶。そのあと全員で「団結頑張ろう」を唱和。明るく闘う決意を固める集会となりました。

日本共産党から金田峰生国会議員団兵庫県事務所長が連帯挨拶を行い、小林明男労働部長も出席しました。

(2015年1月18日付「兵庫民報」より転載)