2015/01/17 更新
阪神淡路大震災から20年
生活と生業の再建、真の復興へ決意新た
阪神・淡路大震災から20年の1月17日を中心に阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議などがメモリアル行事を行いました。亡くなった人々をしのぶとともに、生活と生業の再建、真の復興へひきつづき奮闘しようとの思いを新たにしました。
諏訪山公園で開かれた「早朝追悼のつどい」では地震発生の午前5時46分に黙禱。安田秋成被災者ネットワーク会長が開会挨拶で、「遺族の方に寄り添い、亡くなった方の死を決して無駄にしない」と15年にわたり毎年開いてきた経緯をを紹介。NPO法人アースの僧侶の読経のなか参加者1人ひとりが「神戸・希望の鐘」をついて祈りました。同ネットワークなどは神戸市勤労会館で「市民追悼のつどい」も開催しました。
復興県民会議が神戸市勤労会館で開いたメモリアル集会には1部・2部でのべ500人が参加。
第1部では福島県楢葉町宝鏡寺住職の早川篤雄氏が東日本大震災・原発事故被災地の現状を報告、宮入興一愛知大学名誉教授は雲仙火山災害以来の被災者支援の到達点と課題をテーマに記念講演しました。第2部では、復興県民会議の20年にわたる運動を振り返りました。
日本共産党の山下よしき書記局長は早朝追悼のつどいやメモリアル集会での挨拶で、災害につよい街・住宅づくり、被災者の生活再建へ政治の果たす役割が重要だと述べ、市民とともにかちとった被災者生活再建支援法をより充実させること、借り上げ復興住宅からの追い出し、災害援護資金救済などの問題にひきつづきとりくむ決意を表明しました。
日本共産党の志位和夫委員長と堀内照文衆院議員、党県議団が、兵庫県などが主催する追悼式典に出席。早朝追悼のつどいには、山下よしき書記局長、こくた恵二・堀内照文・大平よしのぶ衆院議員、仁比聡平参院議員、金田峰生国会議員団兵庫事務所長らが参加。山下、堀内、仁比の3氏は復興県民会議のメモリアル集会に来賓として出席しました。
(2015年1月25日付「兵庫民報」から掲載)