2013/10/08 更新
三宮一極集中ではなく、各区のバランスがとれた発展を
いま神戸市は、神戸空港や医療産業都市につづき、三宮に何千憶円をかけて巨大再開発をすすめ、企業を呼び込もうとしています。そうした都市戦略のためなら、必要な道路は住民が反対してもゴリ押しする。大型開発のツケは、敬老パスや福祉パスを切り捨てなど市民にしわ寄せしています。
新聞でも「三宮再開発めぐり論戦」と報道されました。
三宮再開発は「国の成長戦略」に沿って進められているものですが、これを巡って、
- 「行政が中心となって全体の整備プランを作成。規模は数千億円のオーダーになる」(前副市長)
- 「三宮再開発に加えて、民間投資で大規模公園構想を進めていきたい」(元会社社長)
- 「三宮再開発のスピードを上げるため、市役所2号館を高層化して民営化する」(前自民市議)
など、国家戦略に便乗した、大規模開発構想のオンパレードです。
こうした「中心市街地・一極集中」でいくら玄関口だけをきれいしても、住民が生活する9つの行政区がほったらかしでは、神戸は良くなりません。
大型事業よりも、福祉・防災の充実や中小企業の支援が求められています。
「一極集中」から9つの行政区バランスのとれた発展に切りかえましょう。
ぬきなゆうなは、9つの行政区のもつ「神戸らしさ」を活かし、にぎわいをとりもどし、元気で活力ある神戸をつくります。それぞれの地域の個性や住民の意見を大切に、「どの地域でも、区民が生き生きと暮らせる」まち、「あたたかい神戸」をめざします。