神戸市は海と山に囲まれ、豊かな資源と港を中心とした産業・雇用の広がりをもつ全国5番目、人口154万人を擁する政令指定都市です。

阪神淡路大震災から18年間、私たち神戸市民は、「創造的復興」の名で国や県、神戸市がすすめてきた「生活再建よりも巨大開発を優先する政治」のゆがみに苦しめられてきました。

神戸空港に象徴される大型開発事業は大きな借金を生み出し、最終的に私たち神戸市民の負担をふやしています。矢田市政の12年間で、それは500億円以上にものぼりました。

東日本大震災が起きた2011年。さまざまな市民運動を取り組んできた18の団体が「神戸・市民要求を実現する会」を発足させました。この「要求実現の会」では、神戸市への要望や交渉、神戸市政の学習、宣伝などを一致するところで行っています。

2013年4月、こうした市民の運動の高まりのなか「市民にあたたかい神戸をつくる会」が誕生しました。

略称「あったか神戸の会」は、市民が訴えつづけてきた願いを実現するため、神戸市政を市民本位に転換することを目標にかかげる政治団体です。中学校給食の実施、国民健康保険料の引き下げ、非核「神戸方式」を守り広げる運動団体、労働組合、業者、医療、女性などの団体、政党では日本共産党が参加しています。

私たち「あったか神戸の会」は、神戸市民の切実な要求を実現するために幅広い市民と共同し、市民の願いがかなう、あたたかい神戸市政への転換をめざして行動します。